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日本のほぼ中央、三重県松阪市に位置し、山々と川に囲まれた飯南町深野地域では、慶長4年(1599)に和紙づくりが始まったと言われています。

今では手漉き紙の技術は県指定伝統工芸品として受け継がれていますが、かつては歴史記録、財務記録、コミュニケーション、芸術、文学、さらには紙幣に対する社会のニーズを満たす、なくてはならない技術でした。
深野では毎年冬になると、深野和紙保存会が「松阪市飯南和紙和牛センター」で長い歴史を持つ深野和紙を現代に蘇らせ、紙漉き体験を開催しています。三重県の伝統工芸品にも指定されている深野和紙。今回は、歴史の一端を体験できる紙漉き体験について紹介します。
松阪市飯南和紙和牛センターに入ると、和紙を使った精巧な工芸品の展示が目を引きます。

▲展示されている和紙工芸品には、折り紙、書道、「銀札」という江戸時代の紙幣のレプリカなどがあります。
工芸品に使われる和紙の作成過程には、何ヶ月もかけて10以上の工程を経る、大変な作業があります。紙作りの各工程の様子が写っているビデオと解説から深野は地形、気候、生態系が調和し、紙作りに最適な地域となっていることが分かります。
展示と共に、冒頭説明では、江戸時代に紀州藩の藩札(紙幣)として使われていた深野和紙が、衰退した技術から、地元の人々に愛される伝統工芸品へとどのように変化してきたのかが詳しく説明されています。

紙漉き室で工程の簡単なデモンストレーションを見学した後、ご自身で和紙漉きを体験していただけます。紙漉きの工程は秋の早い時期に原木の伐採から始まりますが、体験では最終工程のみを体験し、原料が本物の紙へと変化していく様子をお楽しみいただけます。
和紙は、「コテ」という道具を使って、原料の繊維を混ぜた液体をすくい上げることで作られます。この液体は、植物の粘液でとろみをつけた水で、繊維を均一に広げ、一枚一枚の和紙を均一に整えます。

▲ミツマタやガンピの樹皮から作られるパルプに、「ねり」と呼ばれる粘液を混ぜて、にごった紙漉きの液体を作ります。
コテでパルプをすくうと、液体がかなり冷たく感じます。氷水で繊維をすすぐのは、伝統的な漂白方法であり、低温は原料の品質を保つために重要です。そのため、和紙は紙漉きに適した気温の冬にのみ作られていました。
パルプ液を含んだコテを縦横に振ることで、繊維が絡み合います。和紙は本来なら数日間かけて自然乾燥させますが、体験では専用の機械を使って乾燥を迅速化しています。

▲まず水分を取り、湿った和紙を熱した台の上に置いて乾燥させます。
練習用の和紙を複数枚作った後、用意された葉っぱで装飾を施した完成品の和紙を作ります。

社会はますますデジタルメディアに依存するようになっていますが、紙は依然として日常生活に欠かせないものです。松阪市飯南和紙和牛センターの紙漉き体験は、紙への理解を深め、地元の歴史に触れながら文化遺産の継承に貢献できる、実践的な機会です。作った和紙は持ち帰り、お好きなアートやクラフトにお使いいただけます。


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